はじめに
視力が悪かった筆者が、レーシックを実際に受けてみて、その有効性や注意点として感じたものを記事にしました。
レーシックは施術を受ける前にメリット、デメリットをしっかり説明されます。この記事に書いてあることは一通り資料を貰えると思います。これから受けようと考えている方の参考になれば幸いです。
レーシックとは?
角膜屈折矯正手術です。英語でLASIK(Lazer in Situ Keratomileusis)
目の角膜表面を薄く切開してフラップ(薄皮のふた)を作り、フラップをめくってレーザーを照射し角膜を削り、屈折率を調節することで、視力を回復させる方法です。近視が進行しなくなった年齢では半永久的に視力を維持できるものです。近視、乱視の矯正のほか遠視矯正のレーシックもあります。
レーシックを受けられる人は?
視力や角膜の状態などにより、すべての人がレーシックの適応となるわけではありません。角膜の厚さが生まれつき薄い方やコンタクトレンズをつけていることにより薄くなってきた方は受けられません。レーシックを受けたいという人は事前にレーシックを受けられるか検査することとなります。
近視が進行する10代や20代前半のうちは、手術を受けても効果が薄れる可能性があるので、受ける時期を待つ必要があります。
私は23歳くらいでレーシックを受けましたが、残念ながら近視が進行してしまい、期待の視力は維持できていません。
レーシックの費用は?
自由診療のため両目で10万円弱~50万円くらいの金額です。クリニックにより値段はバラバラなため、自分でいいクリニックを選ばなければなりません。
筆者はこれくらいの金額で半永久的に眼鏡やコンタクトレンズのわずらわしさから解放されるのであれば、安いものだと思います。ただし、デメリットも把握しなければなりません。
医療保険の種類によってはレーシックを受けても保険金がおりるものもあるようなので問い合わせてみるといいでしょう。
年間の医療費が10万円以上かかった場合は税金から医療費が控除されるため、確定申告をするのを忘れないようにしましょう。
レーシックは怖い?
レーシックは怖いのでやりたくないという人をよく耳にしますが、失敗して目が見えなくなるということはありませんし、ちょっとした恐怖を乗り越えるだけで、眼鏡やコンタクトレンズいらずの快適な生活が手に入るのでやってみる検討をぜひしてみてください。
角膜にフラップを作った時に視界がぼやけますが、手術自体は20分程度で終わりますので、心配することはありません。
手術後1日は目が痛いですが、痛み止めなども貰えます。ちょっとの辛抱です。顔を洗ったり、運動の制限も何日かありますので注意は必要です。
レーシックの注意点
合併症
「ハロー現象」夜間の街灯や車のライトの周りにぼんやりともやがかかったように見える現象。
「グレア現象」明るい光がまぶしくぎらついて見えたりする。
「ドライアイ」目が乾きやすくなる。
これらの合併症は術後数カ月でなくなってくるということですが、ずっと残る場合もあります。私の場合は数カ月経っても夜の車のヘッドライトがギラギラ広がって見えるようになりました。フラップを作ったところは完全にキレイにつながらないため、そこで光の屈折が複雑になるためと考えられますが、歳を重ねるごとに、瞳孔の開き具合は減少してくるとのことで、私も徐々に緩和してきています。
希望の視力を得られない場合がある。やり直しはできない
レーシックはレーザーで角膜を削って屈折率を調整し、視力を回復するものですが、近視の治療で角膜を削りすぎると遠視になってしまう危険もあるため、限界まで削ることはしません。
私も視力「1.2」程度欲しかったところですが、「0.9」までしか回復できませんでした。もとは「0.03」程度の視力だったため、十分な効果はあったと言えます。
目を酷使すれば、近視の進行は起こる。
私は現在視力が「0.7」程度まで落ちてしまいました、ギリギリ運転はできる視力ですが、目を酷使すれば、近視は進行してしまいます。
レーシックはどのクリニックですればいいか?
レーシックの費用は自由診療なので10万円~50万円と開きがあり、どこを選んだらいいかわからないという場合もあると思います。
私は、フラップ(角膜の表面の薄皮を剥く作業)をキレイに作れる手術法を選ぶのをオススメします。これが術後の視力回復度合いや合併症の発生リスクにつながってきます。
私は近所の眼科でやってしまったのですが、フラップを作るのがいまいちな手法しかやっていなかったため、合併症が生じたり希望の視力を得られなかったりして後悔しました。レーシック自体をやったことは後悔していません。
自分の体で目は特に重要なものですから、あまりお金を節約しすぎて後悔しないようにしましょう。ただし、一番高い手法にする必要もないと思います。
レーシックで検索すると色々なクリニックがヒットすると思います。手術実績が多いクリニックや医師の経歴がしっかりしている、アフターケアがしっかりしているなどのクリニックを選ぶのがおススメです。
まとめ
眼鏡やコンタクトなしで生活できる快適性を得るために、レーシックはオススメな方法です。しかし、そのリスクをきちんと理解した上で、十分にクリニック選びをしてから受けるようにしましょう。
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