京アニの放火事件の対策で法令が変わったこと

知識全般

携行缶でガソリンを買う際に身分証提示などが義務化

危険物の規制に関する規則が改正され、令和2年2月1日からガソリンを携行缶に入れて販売する際の顧客の身分証の確認利用目的の確認と、販売記録の作成の3つが義務化されました。

顧客の義務ではなく、売る方の義務です。

顧客が身分証なんか見せたくないよと拒否するのは自由です。でも、売ってもらえない可能性は大いにあります。

あまり知られていないかもしれませんが、物販店での混合油やホワイトガソリンも義務化の対象です。

農家など、本当に必要として日常的に使う人は大変です。

ただし、日常的に同じ場所で買っている場合は身分証の提示が免除の条件もあります。

あまり認知されていない改正であるかと思いますので、物販店の人も知らない人が多いんじゃないでしょうか?

類似事件を繰り返さないように認知の浸透が期待されます。

身分証を確認したところで、悪用するやつは悪用する?

こんなことをして抑止力になるのか?と話題になりました。

身分証を確認することで、全てではありませんが、悪用するのを思いとどまらせたり、犯人が誰だったのか特定に至るスピードを上げられるなど一定の効果は期待できると思います。

例えば、今回の京アニの放火のケースでは、居住地を遠く離れ、ガソリンを購入しました。

身分証を確認することで、なんでこんな遠いところでガソリンを使うの??

と京アニ放火のケースでは阻止できる可能性があります。

また、犯人が火だるまになって身元を特定できないという事象を排除できる可能性がでてきます。

防ぎきれてはいないのも事実

2020年4月5日のコロナ禍に首相私邸にガソリン携行缶を所持した女が、侵入したというショッキングなニュースがありました。あまり話題になりませんでしたが…人生をやり直したいと口にしていたようですが、やり直し方が間違っています(汗)

この事件は未遂におわりましたが、法令改正後もガソリンが悪用されるところでした

例えば銃刀法違反で武器を取り締まっても、銃をどこからか調達する輩がいるように完全には防げないのは事実です。

ガソリンはどこでも手に入る?

例えば、ガソリンを車に給油してから燃料タンクから抜いて使うという意見もありますが、抜いている時に静電気で引火する可能性もあるので、変なことを考えている方はやめたほうがいいです。危険です。

あとは自動車の燃料タンクが満タンに近くないと抜き取るのはかなり難しいような構造になってます

まとめ

法令の改正による抑止力は、無いよりはましといった程度かもしれませんが、変わらないよりは間違いなく変わったほうがいいものです。

京アニの放火事件では多くの尊い命が奪われました。二度と同じような事件を起こしてはならないと思います。

動機の解明のためにも犯人は助けられましたが、小説を奪われた的な内容を供述しているようてすが、それで人を殺す理由にはなりません。

盗作されたというのを理由を示して、出るところにでれはいいんです。

そんな稚拙な理由のために、これから奪われる命がなくなることをせつに願います。

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