はじめに
咳が2週間も治らない、風邪かなと様子を見ていても、2週間治らない風邪はないので、咳が長引く時は別の病気を疑った方がいいかもしれません。
筆者は咳が2週間続くのでコロナウィルスに感染したのではないかと思いました。
でもコロナウィルスのPCR検査は熱が37.5度以上ないと、感染者と濃厚接触が疑われる場合じゃないと受けられないし、内心ビクビクしながら陽性者のつもりで、外界との接触を断っていました。※執筆時の新型コロナの検査基準による。
家族が同一症状で病院を受診したら、溶連菌の感染と診断を受けたので、コロナではないと一安心、ただし、溶連菌も劇症型という命の危機に陥る場合があるようで、安心はできませんが、筆者も病院受診して話を聞いてきたときの内容を記事にしました。
溶連菌は抗菌薬で治療できるみたいで、家族は抗菌薬を処方されたとのことです。
筆者が医者に聞いて初めて知ったのは、抗菌薬は菌には聞くけど、ウイルスには効かないということでした。そのため、ウイルス感染が疑われる場合は抗菌薬は処方しても意味がないということでした。目から鱗が落ちました。
内科医に聞いた、溶連菌感染症とは
溶連菌感染症とは正式名称が溶血性連鎖球菌と呼ばれる細菌による感染症で、α溶血とβ溶血を呈する2種類があり、さらにA、B、C群などに別れます。A群β溶血性連鎖球菌によるものがほとんどのようです。
おもにのどに感染して、咽頭炎や扁桃炎で喉が痛む症状、そして小さく紅い発疹を伴うようですが、発疹が出ないこともあリます。
溶連菌は咳はあまり症状としては現れないようですが、私や家族は喉の痛みより咳と緑色の痰の症状がひどかったです。
人にうつす可能性もあるため油断はできません。抗菌薬を飲んでから一日程度経過すれば人に感染させる脅威は低減するとの見解があるそうです。
子供に多い感染症のようですが、家族内で感染が広がることは大いにありますね。
溶連菌による合併症
リウマチ熱や糸球体腎炎などの重い合併症を併発する場合があるようです。
治療方法は?
ペニシリン系の抗菌薬を10日間服用する方法が推奨されているようですが、私の場合は抗菌薬を5日分いただきました。これで治るといいのですが、治ったと途中で抗菌薬を飲むのをやめてしまうと完全に除菌できず、耐性菌など厄介なものも発生すると聞いたことがありましたが、「5日分で耐性菌なんかは大丈夫ですか?」と薬剤師に聞いたところ、「5日くらいの服用なら耐性菌は生じないと思います。」とのことでした。専門家が言うのであれば信用しましょう。
自然治癒は可能か?
自然治癒は可能のようですが、喉などに菌が残る可能性や合併症を引き起こす可能性もあるため、抗菌薬での治療をオススメするとのことです。
溶連菌感染症の劇症型
上記症状を呈する溶連菌と同一のものによって発症し、発症すると短時間の経過でショック、多臓器不全に陥る可能性があるそうで、劇症型を引き起こす原因はまだ不明とのことですが、溶連菌を侮ってはいけませんね。
近年、患者は増加傾向で国内で年間100〜200人くらいが発症しているとのことです。
まとめ
長引く風邪症状があったら、自己診断せずに、病院をしっかり受診しましょう。最初はほぼ、風邪の診断かもしれませんが、私のように、症状が長引いているなどというキーポイントをしっかり医者に伝える必要があります。
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