ソルボセインとは
医療分野で使用されている「ソルボセイン」は、その驚異的な衝撃吸収力と圧力分散性能を実現する人工筋肉として、医療の現場で高く評価され、今やメディカルからインダストリー分野まで幅広く使用されています。衝撃エネルギー吸収や、防振、制振、消音、防音、圧力分散などの目的で使用される人工筋肉「ソルボセイン」は、人にやさしい快適さを皆様にお届けします。
https://www.sorbo-japan.com/sorbo/sorbo.html
衝撃吸収材として優秀な素材とされており、ソルボセインで挟んだ電球をハンマーで殴っても電球が割れないという動画があります。
クッションやインソールなどにも採用されている素材で、劣化しにくい優秀な素材です。
スポーツ分野などでも衝撃を吸収したいという部分に使えばパフォーマンスがアップするのではないかと思います。
ソルボセインを買ってみた
10cm×10cm×0.5cmの大きさを注文しましたが、実物を見るとけっこう小さい。それでいて1000円近くするので高級素材です。
100円ショップで売っている耐震ゲルと触感は似ています。
ソルボセインの効果を実験
高いところから物を落としてみる
物を落とす実験と言えばピサの斜塔です。ガリレオになった気分で実験をします。
イメージではソルボセインの上に物を落としても、衝撃が吸収されて全くバウンドしないのではないという仮説を立てました。が。
普通にバウンドしました。
厚ければ衝撃を逃がす体積が増えますので、効果は上がると思いますが、5mm程度の厚さでは、効果が薄いのかもしれませんね(;^ω^)
ボールを1mくらいから落としたところ、ソルボセインと普通の床でのバウンドの違いは10cmくらいでした。
きちんと実験するなら、同じ厚さの他の素材も比較に入れるといいと思いもしましたが、面倒になったのでやめました。
結果
5mmのソルボセインの衝撃吸収能力を過信しすぎてはいけない。
ソルボセイン越しにハンマーで足を叩いてみた
電球は容易できなかったので、ソルボセインを乗せた足をハンマーでたたいてみました。
画像はマイティー・ソーが持っていそうなハンマーですが、画像のハンマーは実験とは関係ありません。
仮説としては、ソルボセイン越しであれば叩いても全く痛くないのではないかと思っていましたが…
普通に痛かったです。
多分5mmがネックだと思います。ソルボセインも5mm程度では衝撃を吸収しきれないと判明しました。
ソルボセインではない5mm程度の布を挟んでも叩いてみましたところ、ソルボセインの方が少し痛くないかなという結果でした。
叩く力も一定ではないので、なんとなくですが。
おわりに
ソルボセインはデータ的にはとても優秀な素材ですが、5mm程度の厚さのソルボセインでは瞬間的な衝撃吸収には向かないということが分かりました。
しかし、スポーツにおいてはちょっとした差異でも大きな違いを生むことがあります。
加工してスポーツ用品に組み込んでみましたので、その使用感をいつかまた記事にしたいと思います。
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