はじめに
最近、学校での茶髪やツーブロックが禁止されていると取りざたされています。地毛が茶色なのに黒染めを強制されたというような裁判も起きていましたが、本当に地毛が茶色だったのであれば、黒髪を強制するのは差別に該当しそうです。
裁判の結果を見ると、本当は地毛は黒だったというようにも取れるような判決でした。地毛が黒か茶色かで社会の受け取り方は180度変わってしまいそうです。
しかし、日本の文化でまじめなのは黒髪というのはわかりますが、ツーブロックが禁止なのはイマイチわかりません。
ツーブロックとは
トップが長めでサイドを刈り上げてあり段差ができるような髪型。
サイドは10mm以下で刈ってあるイメージです。
画像でいうとこんな感じです。
昔は、サイドは刈り上げてあって、さらにトップが長くて、トップがサイドにかかっている形を差していました。
最近はツーブロックの意味合いが広義になり、トップが短めでもツーブロックと言うようになってきています。
昔はベリーショートやボウズスタイルはツーブロックと言わなかったのですけど、、角刈りもある意味ツーブロックになってしまっています。
角刈りなんてとてもサッパリした印象で、禁止にする意味がわからないです。
ウドカットもツーブロックですよ。
学校でツーブロックが禁止されている理由
ツーブロックが広義になりすぎたため
東京都議会予算特別委員会において、池川友一議員が藤田裕司教育長に対し、校則でツーブロックが禁止されている理由を尋ねたことだった。
この質疑に対して教育長は、
「外見等が原因で事件や事故に遭うケースなどがございますため、生徒を守る趣旨から定めているものでございます」
と答弁したことなどツーブロックの学校での禁止は話題になりました。
10年前はツーブロックは禁止にされていなかったと思います。
最近は、スポーツ刈りや角刈りでもサイドが短すぎてトップがちょっと長めなのもダメとしている高校もあるようです。
筆者的には驚きです。
「角刈りはサッパリしていますよ。むしろ好青年です。」
なぜ禁止にされているのかは、おそらく極端なツーブロックとスポーツ刈りの境界線をあいまいにして、一緒くたに禁止してしまっているのだと思います。一番最初に禁止した人のツーブロックの定義とあいまいに広がったツーブロック全般が禁止の定義は似て非なるものでしょうね。
ミュージシャンがやるような(偏見かも)極端なツーブロックは確かに学生がするものではないものもあります。
多分ツーブロックを禁止にしている学校の方もなぜスポーツ刈りが禁止なのか明確な説明はできないでしょう。
スポーツ刈りまで禁止するのはいきすぎています。
この風潮は変えた方がいいと思います。
日本文化は集団を尊重する
出る杭は打たれる。野球部は皆坊主。ひと昔前は男は皆坊主を強制させるような学校がありました。最近は坊主を強制させる学校はなくなってきたと思いますが、その代わりにツーブロックの禁止が出てきたのでしょうか?
何か生徒に制限を与え、守らせるることで、集団を統制するという手法なのかもしれません。
おわりに
ツーブロックを禁止するなら、定義を明確にして、スポーツ刈りなどさっぱりした髪型は含めないようにしないと、日本の学校教育は不毛な方向に行ってしまわないかと心配しています。
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